「Facebookで海外旅行の写真や高級な食事の写真を挙げているのを見て、ついついブロックしてしまった」
「仕事でも家庭でも、どんどん責任がのしかかってきて、毎日がしんどい」
「会社での自分の”あがり”がある程度見え、仕事にやりがいを感じなくなった」
「友人とも疎遠になり、やりたいことがなく、休日も特にすることがない」
40代だけではなく、30代後半に差し掛かった中堅以上のサラリーマンによくある悩みですが、一方で、楽しく毎日を過ごし、充実した人生を過ごしていると感じている方もいます。
実は簡単な習慣を身につけることができれば、大勢の方が満たされた人生を歩むことができます。
当原稿では、事業会社の経営者から小さな町の公務員まで、コンサルタントとして様々な業界の方々と接してきた中で、大きく変容に成功した40代の方をに共通する、人生を幸せに過ごすためのコツについて紹介します。
満たされている人はどういう人か?
まず、自分の人生について満たされていると感じる人とは、どういう人でしょうか。
私は、①小さな目標を設定しそれをクリアできること、②成長につながっているという感覚を抱くこと、③自分の価値観が尊重され実現できる環境であること、などが私個人は満たされている状況と考えます。
当然すべてというわけではありませんが、いずれかが満たされていればありがたい状況だと考えています。
満たされていないと感じる方の3つの原因は?
では、FacebookやTwitterを見た時に感じる不快感を減らすにはどうすれば良いのでしょうか。
それらを引き起こす原因として、「①他人と比べるから」「②自分の想いに蓋をしているから」「③目標がなく毎日を惰性で生きているから」が考えられます。
一つずつ、説明していきます。
他人と比べるから
そもそもですが、FacebookやTwitterを見ないようにしてください。百害あって一利なし。
純粋な方が多く、その純粋な方が苦しい思いをされていますのであえて言い切りますが、SNSは場面を切り取っています。
一瞬を切り取ったり、その瞬間を良く見せるための見せ方をしていますので、見ないに越したことがありません。
他者と比べてどうか、ということ自体、他者と比較して上か下かということになります。その評価軸は誰が決めるか、それはあなたで良いわけです。
自分の想いに蓋をしているから
やりたくないことにも関わらず、感情を殺したり、自分が考えていることを「イケないこと」だと思い込もうとしている方がいます。
「must」「should」で毎日を生きて、「『しんどい』という自分の今の感情は正しくない。他の同僚も頑張っているし、そう感じるのは自分だけだ・・・」といったことが生じています。
表面的には頑張ろうとしているにも関わらず、本心では頑張りたくない、そのため、空回りを続けている、そういった状況に陥っている方もいます。
目標がなく、毎日を惰性で生きているから
そもそも、どういった人生を歩みたいのかが定まっていないこともあります。何となく、今の自分に対して不満はあるものの、何がしたいかがわからない方もいらっしゃいます。
目の前に生じたことやあることに集中することも重要ですが、何も考えず刹那的に生きることも身を滅ぼすことにつながります。
満たされるための5つのコツ
情報を遮断する
他者に対して、うらやましいという気持ちが生じるものの、あなたの自尊心を痛めることになるのであれば、FacebookやTwitterを見ないようにしましょう。
マウントを取ろうとしてくる相手にまともに対応するべきではありません。
自分の想いに気付く
そのためには、過去の自分を棚卸してみることがおススメです。好きなこと、嫌いなことを15分間で挙げてみてください。この際のポイントは制限しないようにすること。現状のお金・人脈・情報を制限として考えないようにしてみてください。
手中の鳥を大事にする
今まであなたが獲得してきている経験・スキルが何でしょうか。それをもとにしてみてください。
今まで経験したことがないことを、ゼロから見つけ、身につけようとする行為は時間的に大きな浪費です。安易に結果が出るということは、すぐにダメになるということです。自分が経験したことがないことに対して、今からゼロから行うのは望ましい判断だとはいえません。
目標を定める
「イマイチ、生きていて満足を感じない」「毎日が楽しくない」といったことがありますが、そもそも、自分が望んでいる生き方がどういった生き方かが言語化できていないケースがあります。言葉にはできないものの、違和感を感じるということであれば、①自分が嫌なこと、②自分がしたいことの順番で考えてみてください。
小さな成功体験を繰り返す 脳を騙す
脳は、理性と感情をつかさどっていますが、両方の機能を理解していることが求められます。これらのバランスが重要ではありますが、一般的に年齢を経ることにより理性が感情を抑えることになります。しかし、理性だけでは脳に対して指令を出し、そのまま動いてくれることはなくなります。
というのも、脳は感情を重視する機能があるからです。そのため、脳を騙し、感情を動かすことが求められてきます。どうすれば、脳が動こうとするのか、その技術・ノウハウを日常生活に活かすとともに、メカニズムを理解したうえで対応していくことが重要なのです。
上記を実施する中で、最も重要なのが自己肯定感を高めることです。
行動→成功体験→自己肯定感がアップ→ポジティブな感情→行動・・・というプロセスを経ることで、好循環に繋がっていきます。
まとめ
人生100年時代と言われており、40代から改めてリスタートしていくことが個人の能力を高めるうえでも求められます。目標を持たず、同じような日常を繰り返し、死を迎えるのを待つ。そういったことを望んでいるのであればよいですが、やりがいを持ち毎日を力強く、安心して過ごすことができるようになれば、あとの60年も輝くはずです。
40代のあなただからこそ、今までの経験や知識を踏まえ、どういったことができるかを解釈し、行動していくことで大きく変容させていくことができます。
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